ゴーストレストランのFC(フランチャイズ)と注意点、

ユニビジ

フランチャイズに加盟して、
 ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)を始める
場合の注意点について知りたい。

こんなテーマに関する記事です。


この記事の内容

ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)で事業を始める場合、イニシャルコストを抑えることができるなどのメリットがある反面、注意点もあります。
また、昨今は、フランチャイズによるゴーストレストラン(バーチャルレストラン)も増えてきました。実際に事業をはじまるにあたってのしくみや事例とあわせて、わかりやすく説明しています。

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ユニークなビジネスのスタイルとして、ゴーストレストラン(バーチャルレストラン)があります。
昨今の社会的な事情を背景に、デリバリーの需要が増加していますので、ビジネスのカタチとして、注目されています。

ゴーストレストランとは、いわゆる、
 デリバリー専門の飲食業態
です。
その呼び方は、ゴーストレストランバーチャルレストランの他、
 ゴーストキッチン
と呼ばれることもあります。

また、昨今は、
 フランチャイズに加盟して、ゴーストレストラン事業を始める
といったケースもあります。

下記に、そのしくみ、注意点、事例に関して、説明します。

目次

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ゴーストレストランのしくみ

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ゴーストレストランのしくみとしては、
 実店舗をもたずに、主に、ネット上の店舗で営業をする
というスタイルで、
 注文後に調理をして、配達用の容器に入れて、デリバリーで提供する
といった形態の事業になります。

ですので、実際の店舗は必要なく、設備としては、
 厨房設備
と、
 ネット環境
があれば、良いとされています。

客席スペースや、その為のスタッフを配置する必要が無いので、その分、
 従来の飲食店に比べると、イニシャルコストを抑えること
ができます。

また、既に飲食店を経営されておられる場合は、既存の設備を活用できるので、事業をスタートする上でのハードルが低いと言えます。

ただ、現実的に、事業を継続的に行う上では、体制的に、
 ・厨房等の設備
の他、
 ・メニュー開発
 ・注文のしくみ
 ・デリバリー

の機能が必要となります。

下記に順に説明していきます。

メニュー開発

メニュー開発に関しては、
 デリバリーに適したメニュー
が必要となります。

メニュー開発を自社で行う場合は、ターゲットとするユーザー層の嗜好、他社のメニューも参考にしながら、
 魅力的で、オリジナリティーのあるメニュー
を開発していく必要があります。

もちろん、価格設定や、どのような容器で提供するのかという点も配慮します。

価格設定も含めて、魅力的なメニューを開発することは、継続的な売上げに直結しますので、事業を行っていく上で、重点的に取り組むポイントのひとつと言えます。

あるいは、こういったメニュー機能を、外部に委託するという選択肢もあります。
つまり、
 フランチャイズに加盟する
という方法です。

但し、具体的な検討の際には、
 ・そのフランチャイズの提供しているメニューが魅力的かどうか
 (売上げが見込めるかどうか)

という点の他、
 ・加盟金や、ロイヤリティーなどの条件
 ・そのフランチャイズ本部の考え方や体制、経営ノウハウ等

に関しても、十分検討しての判断になります。

注文のしくみ」と、「デリバリー」

「注文のしくみ」と、「デリバリー」についても、同様に、
 自社で対応するか、外部の企業を活用するか
の選択になってきます。

自社で対応する場合は、
 受注の為のしくみ(HPや、ポスティング)
を用意するとともに、
 デリバリーのスタッフ
も必要になってきます。

もっとも、「デリバリー」については、実質は、
 昔からの「出前」
と同じようなものです。

また、注文に関しては、
 チラシポスティング
からの注文をメインで対応するという方法もありますが、
 ネットからの注文
に関しても、現状では、避けて通れないという側面があります。

また、
 ネット注文をメインで考える場合
は、
 自社のサイトへのアクセスをいかに集まるかという点
が重要になってきますので、その分野の専門知識も含めて、それなりにハードルが高くなると言えます。

もしくは、
 受注のしくみと、デリバリーに関して、外部企業を活用する
という方法もあります。

つまり、
 ウーバーイーツや、出前館などのサービス
を活用するという選択肢です。

これらのサービスは、
 注文とデリバリー
に対応していますので、その機能を外注するという考え方です。

但し、そのシステム利用料の設定が、比較的高くなっていますので、事前に認識しておく必要があります。

通常、デリバリーの際の配送料は、エンドユーザーが負担しますが、
 システムの利用料は、店舗の負担
となります。
通常は、
 商品の〇%
という設定になります。
この設定が、意外に、高めの設定になっています。

使用するデリバリーシステムによっても、数字が変ってきますが、実際の経営計画を立案する際は、
 細かい経費も計算して、実際に手元に残る数字
がどれくらいなのか、採算的な面を検討する必要があります。

システム利用料などでで、お店側に実際に手元に残る金額は、かなり目減りします。
逆に、エンドユーザーが支払う金額は、配送料や、会社によっては、サービス料などが加算される場合があります。
ですので、実店舗での会計と違って、
 エンドユーザーの支払う金額と、店舗側に残る金額の乖離
があります。

もちろん、商品の価値は、
 エンドユーザーが支払う金額以上のものを提供
しないと、リピートにつなががないということになってしまいます。
ですので、フランチャイズの選定の際も、
 実際にエンドユーザーに届く際の金額以上の価値のある商材かどうか
という視点も重要になってきます。

デリバリーサービスの手数料に関しては、下記ページに記載しています。

更に、ウーバーイーツなどのデリバリーのしくみの利用に際しては、
 審査
があり、場合によっては、NGになるリスクや、審査の結果がでるまでに、かなりの時間がかかる可能性もあります。

フランチャイズのなかには、
 デリバリーサービスへの登録
や、
 それらのサイトの上位表示
といった部分もサポートしてくれるケースもありまにで、事前に、確認をしましょう。

もちろん、フランチャイズの場合は、
 加盟金などの諸経費
を含め、いくつかの検討事項がありますので、慎重に検討する必要はあります。

ゴーストレストランのフランチャイズの注意点!

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ゴーストレストランのフランチャイズへの加盟を検討する際には、
 フランチャイズ加盟に共通する注意点
と、
 ゴーストレストランのフランチャイズ特有の注意点
とがあります。

フランチャイズ加盟に共通する注意点

フランチャイズの加盟を検討する際には、
 そのフランチャイズが提供している商品やサービス
が、魅力的かどうかが、最初の判断材料になります。

ここでいう、魅力的かどうかというには、
 一定数のユーザーが、定期的に購入する可能性がある商材かどうか
ということです。
その条件を満たさないと、継続的な売上げが見込めないという状態になってしまいます。

それに加えて、その商品、サービスを提供している、
 フランチャイズ本部の内容を見極める必要
があります。

具体的には、
 フランチャイズ本部を経営している会社の経営者の経営姿勢、考え方
はもちろん、
 フランチャイズ本部機能
 加盟店への経営支援体制

や、
 経営ノウハウ
などです。

上記のようなポイントと合わせて、
 加盟するにあたっての条件(加盟金、ロイヤリティー等)
が、適切かどうか、採算面からみて、妥当かどうかをチェックするこということになります。

フランチャイズを選ぶ視点に関しては、下記サイトも参考になります。

ゴーストレストランのフランチャイズ特有の注意点

一般的なフランチャイズの注意点に加えて、
 ゴーストレストランのフランチャイズ特有の注意点
としては、
 ネットからの受注に関するノウハウ、サポートが期待できるかどうか
ということが重要です。

つまり、ゴーストレストランの売り上げは、
 ネット経由からの受注がメインになる場合が多い
為、その為のノウハウや支援があるかどうかで、売上げの規模が左右されることになります。

具体的には、
 ウーバーイーツなどのデリバリーサービスのサイト
における、
 ・上位表示
 ・写真などを含めた訴求力のある見せ方

に関するノウハウやサポート体制です。
 

こういったノウハウや、サポートを真摯に取り組んでいるフランチャイズ本部かどうかをチェックしましょう。

また、法人向けや、あるいは、チラシポスティングがメインの業態の場合は、それらについての営業方法についてのノウハウがあるかどうかの問題になります。

例えば、古くからあるフランチャイズの業態である、ピザの宅配の場合、
 チラシポスティングに関するマーケティングデータの分析
についてのノウハウの蓄積があります。
ピザの宅配業態の場合、チラシのポスティングが、売上げを左右する大きな要因になっていますので、そのノウハウが重要と言えます。

ゴーストレストランのFC(フランチャイズ)事例

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ゴーストレストランのFC(フランチャイズ)としては、下記のような先があります。

東京からあげ専門店 あげたて

いろんなからあげメニューを提供されてます。
加盟店数が、かなりの勢いで増えています。

あわくろ

阿波黒牛(あわくろうし)を使ったタコライス。

ふわとろオムライス専門店 たまごけん

ゴーストレストラン向けのプランの他、メニューの提供プランなど、複数の事業スタイルを提案されています。

究極のブロッコリーと鶏胸肉

その名の通り、ブロッコリーと鶏胸肉のヘルシーなメニュー提供されています。

ゴーストレストラン用のキッチン

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ゴーストキッチンクラウドキッチンと呼ばれるゴーストレストラン向けのキッチンを借りるという方法もあります。
また、施設数は少ないですが、下記のような先があります。

キッチンベース

まとめ

ユニビジ

ゴーストレストランは、通常の飲食店に比べると、
 初期コストを低く抑えることができる
という反面、ウーバーイーツなどのデリバリーサービスを活用した場合、
 売上げに占める手数料の割合が大きい
為、利益幅が低くなるという構造になっています。

ですので、ゴーストレストラン事業をスタートする際には、事前に、しっかりとした事業計画を立案して、
 利益がどれくらい見込めるかの試算
をしっかりシュミレーションを行う必要があります。

また、さらに、フランチャイズに加盟して事業を展開する場合は、プラスの経費も発生しますので、
 それだけの売り上げが見込める商材なのかどうか
を見極めることが大切なポイントになってきます。

(補足)「食品衛生責任者の資格」と「飲食店営業許可」について

ゴーストレストランは、加工食品を提供しますので、事前に、
 「食品衛生責任者の資格」と「飲食店営業許可」
が必要となります。

この点は、通常の飲食店とかわりはありません。
行政的なルールに基づいて、これらの手続きを忘れずに行う必要があります。

以上、ゴーストレストランのFC(フランチャイズ)の事例と注意点についてでした。

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