「フランチャイズビジネス」と、「ライセンスビジネス」、どちらがいいの?!

ユニビジ

フランチャイズビジネスに似た契約で、
 ライセンス契約
というものあるって聞いたけど、詳しく知りたい。

こんなテーマに関する記事です。


この記事の内容

フランチャイズビジネスと、ライセンスビジネス(パッケージライセンス・ビジネス)の違いや、それぞれのメリットなどについてわかりやすく説明しています。

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新しくビジネスを始める際に、
 いちからオリジナルでスタートする
という方法の他、
 既存のビジネスノウハウに対価を払って、事業を始める
とう選択肢があります。

後者に関しては、
 フランチャイズビジネス
が一般的ですが、その他にも、
 ライセンスビジネス
があります。

その違いは、一般的には、下記の内容となります。

フランチャイズ;
基本、その事業全体のビジネスノウハウの提供や、開業後の支援も含めた契約形態

ライセンスビジネス;
ブランドの使用であったり、飲食の場合は、メニューのレシピの使用などの限られた範囲のライセンスの提供になり、スーパーバイジングなどの開業後のサポートは含まない、

どちらが良いかというと、結論としては、

類似の業態での経営経験があり、経営面での自信がある場合は、ライセンスビジネスのほうが、費用負担が少ないなどのメリットがある

また、
フランチャイズビジネスは、経営面の不安がある場合などに、経営支援(スーパーバイザーによるサポートなど)が期待できるというメリットがある(但し、ロイヤリティなどのコストは発生する。)

と言えます。

ただ、フランチャイズ本部によるサポートの内容に関しては、その本部によって、内容が様々ですので、注意が必要と言えます。
下記に、それぞれの内容と、注意点について整理します。

目次

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フランチャイズビジネスについて

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フランチャイズビジネスとは、下記のしくみのことを言います。

フランチャイズ本部は、
 ・自社で開発した商品、サービスを使用する権利
 ・営業ノウハウ
等を加盟店に提供する。

加盟店側は、
それらのブランドを使用して営業を行い、その売上げあるいは利益に対して、フランチャイズ本部に対して対価(ロイヤルティー)
を支払う。

フランチャイズ本部の提供するものの総称を、
 フランチャイズパッケージ
と呼びます。
(参考;Wikipedeia フランチャイズ

提供されるフランチャイズパッケージは、下記に分類されます。

・フランチャイザーの商標、サービスマーク、チェーン名称を使用する権利
・フランチャイザーが開発した商品やサービス、情報など、経営上のノウハウを利用する権利
・フランチャイザーがフランチャイジーに継続的に行なう指導や援助を受ける権利

https://www.jfa-fc.or.jp/particle/78.html

※上記の意味合いでは、フランチャイズビジネスも、広義の意味合いでの「ライセンスビジネス」のひとつと言えます。

フランチャイズビジネスの成功率

フランチャイズビジネスを検討する理由のひとつとして、
 いちからオリジナルで事業を始めるより、フランチャイズのほうが成功率が高い
ということが上げられます。

数値的にみると、あくまで参考値ですが、5年後の事業の継続率としては、

中小企業庁の公表しているデータでは、創業後の企業の5年後の事業の継続率は、
 約40%
となっています。

フランチャイズの場合は、正確なデータはありませんが、よく言われる数字としては、
 約60%
というデータがあります。

ちなみに、下記書籍では、5年後の事業の継続率は、
 一般的な起業の場合は、15%
 フランチャイズの場合は、65%

という数字が記載されています。

ここで注意すべき点は、
 フランチャイズビジネスにいても、平均で3~4割が、継続困難
になっているという点です。

つまり、
 フランチャイズビジネスで、ビジネスノウハウがある
といっても、必ずしも、
 事業が継続できる(継続して利益がでる)とは限らない
という点です。

その場合、その原因として、
 フランチャイズ本部側に要因がある場合

 加盟店側に要因がある場合

 その両方
というケースが考えられます。

実際、フランチャイズビジネス関連のトラブルも存在します。

ですので、フランチャイズ選びの際は、
 フランチャイズ本部のレベルと、自身の経営能力
を見極めることが重要になってきます。

【参考】フランチャイズ本部をチェックする▼

ライセンスビジネス(パッケージライセンス・ビジネス)について

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ライセンスビジネスとは、一般的に、下記のしくみとなっています。

フランチャイズビジネスのような手厚いサポートは無いものの、
 ブランドの使用や、メニュー(レシピ)、サービス、関連するノウハウなどのビジネス上の基本部分のみのノウハウを使用できる
という内容の契約になります。

ですので、基本、
 開業後のサポート
はありません。
フランチャイズ契約と比較すると、契約対象となる項目が限られており、契約による拘束力も弱く、一般的には、フランチャイズに比べると、コストを低く抑えることができます。

ライセンスビジネスの注意点

ライセンスビジネスの対象

ライセンスビジネスの場合、上記にも記載しましたが、
 既に、類似した事業での事業の実績がある場合
に、検討されることが現実的です。
また、既存の事業にプラスする形での形態もあります。
(例えば、飲食の場合、ランチの時間帯のみ、ライセンス事業を行うといったケースもあります。)

また、検討されるタイミングとしては、
 新業態での新店舗をオープン
や、
 不採算店舗の業態変更
といった場合が想定されます。

逆に、事業経験がなく、新たに事業を始める場合だと、事業ノウハウが無い分、
 ライセンス契約では、ハードルが高くなる
と言えます。

ライセンスビジネスを展開している会社が少ない

また、フランチャイズに比べて、そもそも、
 ライセンスビジネスで事業を展開している会社が少ない
という実情もあります。

ですので、選択肢が少ないということに加えて、よさそうな案件があった場合は、
 そのライセンスに価値があるか
 実績はどうなっているか

あるいは、
 ライセンスを提供している会社は、信頼できるか
といった点に注意して検討することが大切になってきます。

また、ライセンス契約の場合は、定型のパターンはない為、実際の契約の際には、
 契約の内容がどうなっているか
を細かくチェックする必要があります。
もちろん、このことは、フランチャイズビジネスの契約にも、共通して言えることになります。

まとめ

ユニビジ

ライセンスビジネスは、フランチャイズビジネスほど普及していませんし、また、新たにライセンスビジネスを検討するにしても、それを提供している会社も数は少ないという状況があります。

ただ、ライセンスビジネスの場合は、経営面の自由度が高い為、事業の実績があり、既に経営のノウハウも保有している企業には、よいビジネスモデルと言えます。

逆に、これから独立して事業をスタートする場合は、ライセンスビジネスのハードルは高いと言えます。

補足

フランチャイズのように、経営の自由度が低いビジネスモデルは避けたいというような場合、飲食系なら、下記のような短期間で飲食のノウハウは取得できるサービスを活用する選択肢もあります。

■大和製麺のスクールは、卒業生の繁盛店も複数あります。


【参考図書】大和製麺の社長の書籍

上記以外にも、同様のサービスはありますが、そこを修了した人の経営する軌道にのっている店舗などもチェックしていおくと良いでしょう。

また、3か月でお寿司の職人になるというコンセプトの学校もあります。
ちなみに、卒業生が運営している店舗では、ミシュランの星を獲得したという実績もあります。

飲食人大学|寿司調理技術

以上、「フランチャイズビジネス」と、「ライセンスビジネス」についての説明でした。

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