自販機ビジネスのポイントと注意点

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自販機を置くビジネスについて、
 注意点など
について知りたい。

こんなテーマに関する記事です。


この記事の内容

空きスペースに自販機を置く場合、「ビジネス的な収支」のチェックポイントについて、わかりやすく説明しています。

ユニビジ

自動販売機を使ったビジネスは、
 ・人件費がかかならない
 ・24時間、営業できる

などのメリットがある反面、
 ・自動販売機の契約内容によっては、リスクがある
 ・設置後の運営に関しても、ゴミの問題などの注意事項がある

などの点も、考慮する必要があります。

結論からいいますと、
 現在の事業
 あるいは、
 有効利用できる土地

があり、相乗効果が見込めるのであれば、検討する価値はあるといえます。
 
また、売上げに関しては、そう多くはありませんが、近年、需要が多くなっている、
 冷凍自動販売機
については、商品内容、立地によっては、ある程度の売上げ規模が見込めるケースもあります。

下記に、順に説明していきます。

目次

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自動販売機による売上げ

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実際、自動販売機による売上げはどの程度の数字になるのでしょうか。
データとしては、 
日本自動販売システム機械工業会
という団体が、データを開示しています。

少し古いデータになりますが、
自販機普及台数及び年間自販金額 2016 年(平成 28 年)版
のデータを、下記ページ(PDF)で確認できます。

https://www.jvma.or.jp/information/fukyu2016.pdf

自販機の種類として、
 飲料自動販売機
の他、
 食品
 タバコ
 券類
 日用品雑貨
 両替機などの自動サービス機

ごとのデータが記載されています。

飲料自動販売機のデータをみると、平均値として、
 年間の売上げ 82万円
となります。(自販金額 ÷ 普及台数 の数字)
月当たり6.8万円
です。

お店や、事務所の前など、空いている土地があれば、
 有効活用
といったとらえ方での検討が、現実的と言えます。

補足;冷凍自販機について

冷凍自販機については、下記ページに記載しています。
傾向的に、商品単価が高いので、売上げ金額も高くなります。

自販機の運営パターン

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自販機を設置する際の運営のパターンとして、
 フルオペレーション
 セミオペレーション

の2つのパターンがあります。

フルオペレーション

自販機を設置する場所の提供、および電気代を負担し、
 自販機の運用自体は、契約先の企業に委託する
という運営スタイルです。

委託する自販機の運用の内容としては、
 商品の補充・金銭回収、ゴミ回収等
となります。

収入となる手数料としては、
 (販売価格×売上本数)×マージン率
となり、
 マージン率の相場は、20~30%
となります。
もっとも、委託する会社によって、マージン率も異なってきます。

また、フルぺーレーションの契約ができるかどうかは、運営を委託する企業の判断にもよります。
つまり、売上げが期待できないような立地の場合は、運営委託先側のメリットが無いので、フルオペレーションでの契約は難しくなります。

セミオペレーション

セミオペレーションの場合は、
 自販機の運営を自身で行う
というパターンになります。

ですので、
 自販機自体も自身で購入
しますので、初期費用が発生します。
もしくは、リースでの対応で、初期投資を低く抑える方法もあります。

また、購入する際にも、中古品で対応するという選択肢もあります。
その場合は、修理、点検などの対応も含めて検討することになります。

また、運営に関しても、自身で行う為、
 扱う商品の選択の幅
が広がり、また、飲料以外も扱える機種であれば、
 自社の商品(食品など)
もあわせて販売するという選択肢もあります。

また、商品構成の他、販売価格も、柔軟に対応することができます。

自販機ビジネスの注意点

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自販機ビジネスは、自販機を置いておくだけで楽なようにも思いますが、下記のような注意点もあります。

電気代に関して

販売本数があまり見込めない場合は、電気代を考えると、
 利益があまりでない
という可能性があります。

例えば、フルオペレーションの場合で考えると、販売本数の見込みに関して、マーケティングデータに基づいた提案ができる先かどうかも判断材料になります。

細かいお話しになりますが、
 冬場は、ホット飲料が増える
為、電気代も増えますし、
また、自販機自体が、省電力対応になっているかもチェックしましょう。

ゴミの問題

自販機を置く場合、場合によって、
 空き缶やペットボトルのポイ捨て
の問題がでてきます。
ゴミ箱がいっぱいのままの状態が続くと、そういった状況になるリスクがありますので、運営をしっかりと行う必要があります。

騒音

立地などによっては、例えば、夜間などに、自販機の周辺がたまり場になって、周辺の迷惑になるリスクもあります。

いたずら被害

自販機へのいたずらや、金銭目的の破壊行為などの被害にあうリスクもあります。
状況にあわせて、監視カメラを設置するなどの対応が必要となります。

自販機の業者に関する注意点

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清涼飲料水の販売業界トップ3としては、
 サントリーフーズ、コカ・コーラ、伊藤園
になります。

上記以外にも、数多くの自販機を扱う業者があります。

実際に自販機の契約をする際には、
 どのような契約になっているか
を十分にチェックする必要があります。

契約条件は、業者によって様々ですが、例えば、
 管理費用の負担
があったり、
 設置に別途費用が必要
だったり、その他、
 契約期間
 違約事項

など
 不利になる条項がないかどうか
をしっかりチェックする必要があります。
 
また、自販機購入の際に、
 リースで対応
する場合、通常、契約上、リース契約は途中解約ができませんので、注意が必要です。
途中解約したい場合は、残金を一括で支払う形になってしまいます。

【注意】ブラックな企業には注意

自販機を扱う業者の中には、設置場所を紹介するといって、自販機のリース販売を提案する業者もいます。
そういった怪しい業者には、注意しましょう。

ユニークな自販機ビジネスの事例

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パクチーシスターズ

最近、マスコミでも取り上げられています。
パクチーや、パクチーを使ったペーストを自販機で販売されています。

カバンの自販機

プラスチック容器に入ったミニトートバッグの自販機です。

ビーチサンダルの自販機(無料)

レトロ自販機

参考図書

「格安」自販機のビジネスに関する書籍です。
著者の松岡氏は、自販機の会社を30億規模までに成長させて、その後は、会社をバイアウトされています。
参考までにご紹介します。

まとめ

ユニビジ

自販機ビジネスは、人件費がかからないという魅力的な面があります。
ただ、実際に運営する際には、
 ・採算が合うかどうか
 ・リスク面も把握しておく
 ・運営を委託したり、自販機を購入する際の業者が、信頼できる先かどうか

といった点に注意して、検討する必要があります。

また、既に事業をされている場合は、その事業との、
 相乗効果
が得られるかどうかも、チェックしましょう。

以上、「自販機ビジネスのポイントと注意点」についてでした。

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