激安カレーのお店の事例について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
低価格を売りにするタイプのビジネスがあります。そのうちのひとつ、激安カレーについて記載しています。
激安のカレーということで、一時、テレビなどでも取り上げられたりしてた、
「200円カレー」
というビジネスがありました。
株式会社 原価率研究所という会社が展開しているビジネスで、2017年の時点では、
直営店2店舗、FC7店舗
の店舗数がありました。
200円のカレーということで
価格面での差別化
をしているわけですが、利益をだすのは、なかなか難しいと言えます。
メニューとしては、
200円カレー
と
300円のチーズカレー
と
150円のお持ち帰りの鍋カレー
とどれも格安です。
「どこかで利益をとれるしくみ」があると良いのですが、どのメニューも格安なので、厳しい面があります。
現状、ホームページも無くなっています。
また、2018年11月の共同通信の記事では、従業員への賃金未払いのニュースもありました。
賃金未払い容疑で書類送検 200円カレー運営会社
200円でカレーを提供していた飲食店チェーン「原価率研究所」で賃金の未払いがあったとして、新潟労働基準監督署は1日、労働基準法違反の疑いで、同名の運営会社(新潟市中央区)と代表取締役の男性(33)を書類送検した。
書類送検容疑は、アルバイトを含む従業員の男女3人に対し、昨年6~11月分の賃金計約268万円を所定日までに支払わなかった疑い。新潟労基署によると、今年2月に別のアルバイト従業員から賃金が支払われていないとの相談があり、調査していた。
同社は新潟市を拠点として首都圏や関西方面にも進出したが、資金繰りが厳しくなり昨年末までに事業を停止した。
共同通信
低価格でのメニュー構成の場合、ビジネスモデル的に、安定的な運営をするにはハードルが高いと言えます。
ちなみに、
300円代などの格安のお弁当屋さん
がありますが、どうやって経営が成り立っているのか不思議でした。
最近読んだ本によると、
食材は無料で仕入れて、その代わり、その食材で作ったお弁当を一定数納めている
というしくみになっているようです。
つまり、食材を物々交換というか、バーターで仕入れて対応しているということです。
食材も、売れ残りのものもありますので、ある意味、エコなしくみです。
格安での差別化するには、原価コストをいかに下げる工夫をするかがポイントになってきます。
また、10年ほど前には、
10円まんじゅう
のお店も、街中でかなり見かけましたが、今は全く見かけません。
複数の会社が店舗展開してましたが、やはり、単価が低いと、商売的には厳しいものがあります。
以上、「「激安のカレー」は、起業のアイデアとしては?!」についてでした。